初めてのレーシングカート
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レーシングカート
”走る・曲がる・止まる”というレーシングマシンの基本性能を純粋に追求した「レーシングカート」は、ドライビングテクニックを楽しめ、しかも、ドライバーが地上すれすれのポジションからスピードをフルに体感できるモータースポーツです。
レーシングカートの魅力
「カートスポーツ」は、比較的容易に入門でき、しかも奥行きの深いモータースポーツとして、子供から大人まで幅広い人気があります。モータースポーツ界の最高峰であるF1からF2,SF、F3…とつながるフォー ミュラ・カテゴリーの系譜にあって、カート出身者から多くのトップF1ドライバーが誕生して いることも、カートの魅力を物語っています。
国内におけるカート人口は毎年増加しており、’97年の(社)日本自動車連盟(JAF)のライセンス登録者数は、約10,000人にもなります。
カートの種類
ゴーカート
『ゴーカート』は、スピードリミッターを装備して、最高速度をコントロールし、子供でも安心 遊園地やレジャーランド、テーマパーク等で人気を博している乗り物です。
スポーツカート
レーシングカートのシャーシに、汎用4ストローク(発電機・スクーター)などのパワーが小さいエンジンを搭載。誰でも気軽に楽しめ、サーキットなどのレンタルカート用として使われることが多いです。グリップの低いタイヤを使用しています。
レーシングカート
鉄パイプを曲げたり溶接したりして作られたフレームをベースとし、そこに専用のエンジン(排気量100cc~125ccの空冷・水冷の2ストローク)やシート・ステアリングやタイヤといった必要最低限のパーツを装着する。スポーツカートとレーシングカートの大きな違いはエンジンとタイヤで、レーシングカートのエンジンはレーシングカートの為だけに造られており、タイヤはレーシングコンパウンドのグリップの高いスリックタイヤが使用される。
初級
アマチュア向けには、KTことヤマハKT100S。定番のエンジンを積んだカートなら初めての人でも安心して楽しめます。「エンジン_ヤマハKT100SD/SC/SEC」「タイヤ_SLJやSL07」
中級
KTに慣れてそのパワーに飽きてきたら、セル付125ccエンジンがお勧め。エンジンの始動はスイッチひと押しだから女性でも安心。水冷ならメンテナンスのコストも削減できるのでサンデーカーターにも喜ばれます。このあたりからカートを始める人も多くいます。
「エンジン_PRDーRK125A/ROTAXーMAX125F/VORTEX-ROK125/IAMEーX30 etc」 「タイヤ_SL07/セミハイグリップ」
上級
カーターの憧れ!チューニングマシン(KFクラス)。チューナーが磨きをかけたオーダーメイドの水冷リードバルブエンジンは、KTの倍近い約30PSものパワーを発揮。うかつにアクセルを踏み込むとマシンはあらぬ方向へ飛んでいきます。加えてタイヤは首がもげるほどの遠心力を生み出すハイグリップ・コンパウンド。カート界のF1のようなマシン。全日本選手権などでレースが行われています。「エンジン_リードバルブ125cc水冷(チューニング可)」「タイヤ_ハイグリップタイヤ」
タイヤの種類
SLJ
ジュニアクラス用に制定された規格に則ったスリックタイヤ。絶対グリップはそれほど高くないが、抜群の耐久性を持ち、滑り出しもなめらかでコントロールしやすい。
SL17/SL06/SL09
もともとはSL86と呼ばれ、SL83の上位に位置したタイヤを02年に新規格としたもの。タイヤサイズもアップし、グリップを高めている。17年からはブリヂストンがSL07を進化させたSL17タイヤを登場させた。
SL94/W2/SL03
クローズレースなどで使用される一般的なレインタイヤ。コントロールタイヤ中、唯一のレインタイヤで多くのレースで指定されている。ダンロップはW2、ブリヂストンはSL94、後発メーカーの横浜タイヤは、SL03のコードとなる。
CIK公認 ハイグリップ
耐久性よりグリップ性能に重きをおいたタイヤ。コントロールタイヤならば2~3レースはタイヤ交換なしでも大丈夫なところを、ハイグリップタイヤは1レースで寿命を全うする。国内では全日本選手権などで使用され、3Gを越える強力なコーナリングGを生み出す。
レーシングカートの種類
スプリントカート
ダイレクトエンジンを使ったカート
ダイレクトとは、その名の通りエンジンパワーをダイレクトに後輪駆動につなげる方式で、アクセル操作に遅退なくパワフルな走りが期待できる。ただしエンジン始動には「押しがけ」が必要で、カートが止まればエンジンも止まってしまう。スピンなどでコース上でストップした場合、その都度、押しがけをしないといけないので、ビギナーには不向き。今は、KT SSクラス、スーパーSSクラスのみとなっています。
水冷エンジン
水冷エンジンを搭載したカートには、ラヂエターが装備されています。過熱された冷却水はラヂエターで空気冷却され、再びエンジンの冷却に利用される。冷却媒体は不凍液なしの水を使用しています。油分をきらうためです。 ROTAX MAX、IAME X30、OKなどのクラス。
空冷エンジン
空冷エンジンを搭載したカートには、エンジンのシリンダーヘッドに蛇腹型の形をした冷却フィンが取り付けられているのが特徴です。これは走行風を受ける面積を増やすための工夫です。
YAMAHA KT100SD、SEC、IAME スーパーリードなどのクラス。
スターター付きカート
スターター付き(セルモーター付き)カート
バッテリーによって動力を得るスターターを使用し、エンジンを始動させるカートです。従来のスプリントカートのような押しがけが不用となり、スタータースイッチをワン・プッシュすれば簡単にエンジン始動が可能となるのが最大の特徴で、初心者や体力に不安のある女性や高齢者にも扱いやすいです。動力となる小型バッテリーは、シート裏や、シート脇のフレームなどに設置。スターターはエンジン始動時に使用するスタート・スイッチと、エンジンをストップさせるキル・スイッチからなり、ステアリングやエンジンマウントの周辺に取り付けます。現在の主流です。
クラッチ付きエンジン
エンジン自体にクラッチが装備されており、ステアリングに取り付けられたスターターのスイッチを押すことでエンジンの始動が可能となっております。
ミッションカート
サーキットカート
ミッションカート
モトクロス用バイクから流用した6段変速エンジンを積んでいるカートです。80ccと125ccのものがあります。変速しながらのドライビングには独特の面白さが詰まっています。
KZという最高峰のカテゴリーでは、専用に設計されたエンジンが搭載されレーシングカートでは一番F1に近いとされ、シーズンオフにドライバーのトレーニングにも使用される。
VORETX ROK SHIFTERクラスなど
サーキットカート
自動車レース用の広大なサーキットでレースするためのカートです。安全性の高い大型カウルが特徴です。変速機を持っているものと持たないものがあります。
キッズ&ジュニアカート
キッズカートやジュニアカートと呼ばれるモデルは、子供たちの小さな体を考慮して専用設計されたカートです。対象年齢は4歳~15歳と幅広いものの、年齢や技量に応じてそれぞれに合ったカテゴリー分けがされています。
キッズ&ジュニアカート
キッズ(4~8歳)
4歳以上の幼稚園児から乗れるカートです。エンジンは排気量30~50ccの汎用エンジンです。
コマー(6~12歳)
6~10歳の子供が対象となります。エンジンは排気量60・80ccのイタリア・コマー社製エンジンです。
カテッド(小学2年生~)
ヤマハ製エンジン、KT100SECを使用したカートを使用する小学生を対象にしたクラスです。
ジュニア(12~15歳)
主に中学生をメインとしたカテゴリーで、カートは大人用とほぼ大差ない仕様となります。
ROTAXジュニアMAXクラス、YAMAHAのSSクラス、IAMEのX30クラスなどがあります。
カートの構造
1.エンジン
主流は2サイクル単気筒エンジンで、トランスミッションは持たない。 全日本選手権など上級カテゴリーでは、水冷エンジンも使用される。
2.吸気ボックス
インテークサイレンサーとも呼ばれる吸気音を減少させるための樹脂製の箱。エンジン特性に影響を与えることもあるといわれ、形状や吸気口の位置など、様々なタイプが販売されている。
3.タイヤ&ホイール
タイヤは内径5インチのチューブレスタイヤを使用。カートでは規則によりバイアスタイヤのみとなる。トレッド面に溝のないスリックタイヤ、排水用の溝を彫ったレインタイヤがあります。
4.シート
標準装備はFRP製クリアシートが多い。アフターパーツではカーボン製もある。シートベルトを持たないため、ドライバーを包み込むような深いバケット形状としている。
5.ベアリング
リアシャフトを支持し、回転をスムーズにする。
6.ステアリングホイール
カートのステアリングホイールは、ギアを介さない直結式となっている為、遊びもほとんどなく、ステアリングを切った分だけタイヤの向きも変わる。それが、カートのダイレクト感を生み出している要因のひとつ。また、パワーアシスト機能はついていないため、ステアリングは非常に重くなる。アッカーマン方式という、ハンドルを回すと左右の切れ角を変える事で車高変化を強制的に起こし、内外輪差を作り出す方式が主流です。
7.アクセルペダル
アクセルワイヤーに繋がり、キャブレターのスロットル開度を調節するペダル。
8.フロアパネル
主な役割は足の置き場だが、素材や形状によってシャシーの剛性をコントロールする重要なパーツでもある。主流はアルミ製だが、アフターパーツとしてカーボン製や段付きモデルも販売されている。
9.ナックル
最近では、剛性を高めるため根本部分を太くした強化ナックルも登場。フレームとの結合でフレーム側が「コ」の字形状のものをエリオット式といい現在の主流となっている。逆にナックル側が「コ」の字形状になっているものは逆エリオット式という。
10.フロントスポイラー
フロントバンパーに装着され、衝突時の衝撃を和らげるパーツ。’03年に規則が変更され、大きさが規定内であれば形状は自由となり、各社様々な形状のものを作り出している。
11.ブレーキペダル
減速、停止、カートの荷重移動などカートを速く走らせる上で非常に重要なブレーキをコントロールするペダル。
12.フロントパネル
ステアリングの前に装着されるゼッケンプレートを兼ねたパネル。
13.燃料タンク
ステアリングポストの下に置かれるのが燃料タンク。タンク容量は8~10L。国際レースでは燃料、オイルとも配布・保管されるため、取り外ししやすいタンクが多い。
14.サイドボックス
サイドバンパーに取り付けられ、横からの衝撃を防ぐと同時に、タイヤの乗り上げも防止している樹脂製の箱。フロントカウル同様に規則変更により形状が自由となったため、大小様々なモデルが存在する。カートのパーツの中でも表面積が大きいため、ステッカーなどでドレスアップされることが多い。
15.リアバンパー
後方から追突された際の衝撃を緩和する役目を受けもつ、サーキットカートではタイヤの乗り上げを防ぐため大型バンパー装着が義務付けられる。
16.チャンバー/マフラー
排気・消音だけではなく、エンジンの出力特性もコントロールする重要なパーツ。ストッククラスでは純正品が指定されるが、チューニング用では多くのチャンバーが販売されている。